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歴代誌Ⅱ 14〜16章

神の助けを求めて

歴代誌Ⅱ 14〜16章から見えてくるのは、イエスは神が語られるたびにその声に聞き従われたということです。その完全な従順のゆえに、神は私たちの必要、苦しみ、試みに対して、ただちに成功と豊かな実りをもって応えてくださいます。

何が起こっているのでしょうか

神の民は内戦の真っただ中にいます。北のイスラエルは神の律法、神殿、王に反逆し、南のユダは神のことばに誠実であり続けています。そしてユダの王アサは、王が神の声に聞き従うか、それとも聞かずに律法に背くかによって、神がただちに応えてくださることを五度にわたって示していきます。アサはまず、ユダの中で見つけられるかぎりの異教の聖所や偶像を取り除くことから治世を始めます。そして、ただ神とその律法にのみ従うよう国民を励ましました(歴代誌Ⅱ 14:1〜5)。すると神はただちに、アサの王国に長い平和の時を与えてくださいます。アサはその期間を用いて、ユダの軍事拠点を再建し、国境を固め、軍を整え直しました(歴代誌Ⅱ 14:6〜8)。しかし、その要塞化が完成すると、敵が現れて宣戦布告し、アサが本当に神に聞き従うかどうかが試されます(歴代誌Ⅱ 14:9〜10)。アサは軍を動員するのではなく、神に超自然的な助けを求めました(歴代誌Ⅱ 14:11)。神はこの願いにただちに答えてくださいます。神からの恐怖がユダの敵を襲い、彼らは退却し、アサは捨てられた陣営から価値あるものをすべて奪い取りました(歴代誌Ⅱ 14:12〜15)。神は、聞き従おうとするアサの心に、ただちに応えてくださったのです。 

勝利を収めてエルサレムに戻ったアサを、アザルヤという預言者が迎えます。彼は王に、祈りの中で神の声を求め続け、神が語られるときには聞き従うようにと励まします。そうするなら、神はこれからもユダに平和と勝利を与えてくださる、と(歴代誌Ⅱ 15:1〜7)。 

この希望に押し出されて、アサは宗教改革をさらに徹底し、より多くの聖所の撤去を命じ、神の神殿の祭壇を修復します(歴代誌Ⅱ 15:9)。するとただちに、かつてユダに反逆していたいくつかの部族がアサへの忠誠を誓います。アサは、異国の神の賛美をユダに持ち込んだ責任を問うて、自分の祖母さえその地位から退けました。神は再びただちに応えられ、ユダにさらに二十年の平和を与えてくださいます(歴代誌Ⅱ 15:10〜19)。 

ところが二十年後、アサの誠実さは再び試されます。イスラエルがユダを攻め、封鎖を築いて、ユダへ南下するすべての交易を止めてしまったのです(歴代誌Ⅱ 16:1)。しかしこのとき、アサは神に導きを求めませんでした。それどころか、神の神殿の宝物庫から盗み出し、傭兵を雇ってしまいます(歴代誌Ⅱ 16:2〜6)。預言者がアサをいさめると、アサはその預言者を投獄し、彼に同調する者たちを罰しました(歴代誌Ⅱ 16:7〜10)。するとただちに、アサの足は病に襲われ、彼は最後の年月を歩けないまま、神に助けを求めようともせずに過ごすことになったのです(歴代誌Ⅱ 16:12〜13)。

福音はどこにあるのでしょうか

歴代誌では、王が神に助けを求めて救い出されるまで、あるいは助けを求めることを拒んで敗北するまでに、ほとんど時間がかかりません。歴代誌の記者が読者に分かってほしいのは、王の成功はひとえに、神を求め、助けを願い、神が語られるときに聞き従おうとするかどうかにかかっているということです。しかし悲しいことに、ユダにもイスラエルにも、それを一貫して行い続けられた王は一人もいませんでした。実のところ、これまで神に完全に聞き従った人間は一人もいないのです。ということは、神がご自分の民に与えたいと願っておられる成功と豊かな実りを、だれも味わうことができない、ということになります。 

だからこそ神は地上に来られ、ダビデとアサの王家の血筋に連なる子としてお生まれになりました。イエスは神が与えられたすべての命令に従われました(ヨハネの福音書 5:19〜20)。そして地上での歩みの中で、絶えず神に導きと助言を求め続けられました(ルカの福音書 3:21、5:16、6:12、22:32)。イエスこそ、神の民が待ち望んできた王です。この方の従順があるからこそ、私たちは、神がご自分の民の必要、苦しみ、試みに対して、ただちに成功と豊かな実りをもって応えてくださると期待できるのです。イエスが、御声を聞き、従い通された私たちの王であるからこそ、神はただちに助けに来てくださると約束しておられるのです。

そして私たちは、神が必ず助けに来てくださると知っています。なぜなら、イエスが最も助けを必要とされたときに、神はイエスのもとに来てくださったからです。イエスは、ご自分が王であると主張されたために殺されましたが、神はこの方を死者の中からよみがえらせ、天の御座に着かせられました(使徒の働き 7:55)。天国で行われているとおりに地上にも神の国をもたらそうとされる神のご計画から、私たちを引き離せる敵は、この地上に一つもありません。死さえも、です。ですから、必要のとき、試みのときに、神が速やかに助けに来てくださることを確信していましょう。神はご自分の御子さえ与えてくださったのですから、私たちに必要なものはすべて、必ず与えてくださるのです(ローマ人への手紙 8:32)。 

ご自分の目で確かめてください

聖霊が目を開いてくださり、ご自分に誠実な者にただちに応えてくださる神を見ることができますよう祈っています。そして、私たちが住まうための永遠の御国を確保してくださった誠実な王として、イエスを仰ぐことができますように。 

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