1日目 · 昇天日

最初の五旬節はエデンで起こりました

創造の物語こそが、実は最初の昇天と五旬節だとしたら、どうでしょうか。

創世記 1; 創世記 2;

はじめに

使徒の働きの冒頭で、イエスは弟子たちに、エルサレムにとどまって、父からの賜物である聖霊を待つようにと告げられます。この聖霊こそ、イエスの御国を地の果てにまで運ぶ力を弟子たちに与えてくださる方です(使徒の働き 1:4-8)。その後、イエスは天に昇り、父とともに王座に着かれました。それから十日後の五旬節に、聖霊が風のようにイエスに従う人々の上に激しく吹きつけ、約束された力で彼らを満たします。教会は歴史を通じて、昇天から五旬節までの期間を「待つ時」として守ってきました。神の霊が新たに私たちを満たしてくださるよう祈り、いのちと繁栄に満ちた神の国を地の果てまで広げ続けていくためです。

この十日間、弟子たちとともに待つことを学んでいきましょう。御霊の新たにする働きを慕い求めながら、聖書に流れる一つのパターンをたどります。すなわち、神は昇って統べ治め、人々を聖霊で満たし、彼らがご自分とともに治めるようにされる、というパターンです。

このパターンは、聖書の最初のページから始まっています。創世記 1章から2章に、創造の王として昇られる神と、ご自分の霊で人を満たされる神の姿を見ることができます。

最初の昇天

創世記 1章で、神は一つの王国を造り、その上に王座を据えて座られます。初めのとき、世界はまだ王国ではなく、闇に覆われた水の混沌、いのちのない場所でした(創世記 1:2)。しかし善なる力ある王である神は、その混沌の中から光と陸と秩序を生み出されます(創世記 1:3-25)。神の王としての命令によって、創造された世界は神の国となり、いのちが豊かに栄えることのできる領域となったのです。

王である神は、この秩序づけられた世界の中に、ともに治める者たちも任命されます。天の光る物は、日と季節を治めます(創世記 1:14-18)。これは単なる天文学の話ではなく、秩序づけられた王国を語る王の言葉であり、神の権威のもとで繁栄するように整えられた宇宙の姿です。

そして神は、この世界における王としての傑作をお造りになります。ご自分とともに治める者として、ご自身のかたちに人を形づくられたのです(創世記 1:26-27)。古代世界では、王たちは自分のかたちを刻んだ像や彫刻で国中を満たし、自らの統治を目に見える形で宣言しました。しかし神がお造りになったのは、生きたかたちでした。「地を満たし、これを従わせよ」と使命を与えられた男と女です(創世記 1:28)。神は、ご自分のかたちを担う者たちを王国のすみずみに置くことによって、地のあらゆる場所にご自分のいのちと秩序を広げ、その統治を確立されます。

神が王国を秩序づけ、かたちを担う者たちに使命を託されると、創世記は、神が七日目に「休まれた」と語ります(創世記 2:2-3)。「休み」と聞くと疲れの回復を思い浮かべるかもしれませんが、創世記の世界において、休みはしばしば統治の姿勢を表します。「休む」とは王座に着くことであり、正しく整えられた世界の上に平和のうちに住まうことなのです。こうして神は、七日目を聖い時として取り分け、ご自分の揺るがぬ統治に属する日とされました(創世記 2:3)。神の王国の働きは完成し、神は創造の上にある王としての安息へと昇られたのです。

最初の「五旬節」

七日目の安息が、聖書における神の昇天の最初の描写だとすれば、創世記 2章は、神がご自分のいのちで人を満たされる最初の描写です。神は土のちりから人を形づくり、その人にいのちの息を吹き込まれました(創世記 2:7)。ヘブライ語では、「息」を表す言葉は「風」や「霊」も意味します。神はご自分の息でちりを満たすことによって、それを生かし、ご自分のいのちを分かち合う、生きたかたちを担う者とされたのです。そして神の霊は、この霊に満たされ神を映し出す人間に、神とともに神の国を治めるという使命を託されます。人間は、神のかたちを世界に満たし、創造主の王国の豊かないのちを地の果てにまでもたらすよう召されているのです(創世記 1:28)。

聖書の最初のページで、私たちはイエスの弟子たちとともに祈りのうちに入っていく主題に出会います。すなわち、神は昇って王座から統べ治め、ご自分の民を御霊で満たし、彼らを世に遣わして、ご自分を映し出させ、その王国を広げさせてくださる、ということです。

祈りへの導き

神が昇って統べ治め、ご自分の統治を分かち合うために人を御霊で満たしてくださったことに、ダビデの詩篇 8篇のことばをもって応えていきましょう。

主よ、私たちの主よ。あなたの御名は全地に、なんと威厳に満ちていることでしょう。

あなたはその栄光を天の上に置かれました。

幼子や乳飲み子の口から、あなたは賛美を打ち立てられました。

敵のゆえに、仇なす者と復讐する者を黙らせるために。

あなたの指のわざである天を、私が仰ぎ見るとき、

あなたが備えられた月と星を見るとき、

人とは何者なのでしょう。あなたが心に留められるとは。人の子とは何者なのでしょう。あなたが顧みてくださるとは。

あなたは人を、天にある者たちより少しだけ低いものとし、

栄光と誉れの冠をかぶらせてくださいました。

あなたの御手のわざを人に治めさせ、すべてのものをその足の下に置かれました。

すべての群れも家畜も、野の獣も、

空の鳥も海の魚も、海路を行き交うものすべても。

主よ、私たちの主よ。あなたの御名は全地に、なんと威厳に満ちていることでしょう。

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